わからない箱

今日のCafeのお供は、暮らしの手帖の編集長、松浦弥太郎さんの本「今日もていねいに。」

 

その中に、「わからない箱」というページがあって、

彼は、日々出てくる「わからないこと」をメモって、机の引き出しの箱に入れているらしいのです。

 

その箱は、自分が知らないこと・苦手なジャンルを教えてくれるって。

 

「子どもの宿題ではないので、箱の中身をすべて解決する必要はないし、箱を開けるのは年に一回でも。いずれにしろ、わからない箱には、新しい自分のタネがつまっているのです。」

 

・・・というくだりも、大人の自由さ・遊び心が漂っていて、「いいなぁ~」って思っていたら、

ひとつ、浮かんできた光景が・・・

 

「ねぇ、ママ~!○○ってどういうこと?」って、最近しょっちゅう娘から投げかけられ、

「えぇ~?そんなの自分で調べなよ」って、妙にイライラしているわたし。

 

なんかこの手のやりとり、ここ1ヶ月ほど多くない?

 

ははぁ~ん、きっと・・・

わたし、小さいとき・・・わからないことがあっても、人に尋ねられなかったんだなぁ・・・って、

 

ここにきて、やっと、気づけました。

 

だから、わたしが出来なかったこと、彼女がいとも簡単に訊こうものなら、

「えぇー、ずるいよ!」って。

 

へへへ、多いんですよ、この「ずるいよー!」っていう内なる声がね、わたし。

 

娘と向き合ってると、同い年のふくれっ面したわたしがよく前に立ちはだかって、

めんどくさがって対処しなかったりすると、何度も何度も出てくる。

 

この夏休みの間、あきらめず出てきたこの子のおかげで、またひとつ、謎が解けたかな。

 

賢い大人の話(本)に耳傾けたり、

話聴いて欲しがっている内なる子どもの相手ができる

 

この「ひとり時間」=Cafe時間が、

 

日々の生活をクリアにする上で、わたしにはとっても役立ってます。