天地明察(てんちめいさつ)

台風前の9月の十三夜の写真。太陽のような明るさを放っていたけど、もう西に沈む寸前だったので、東から南の空には星がくっきり。あぁ、丸い月と星も共存できるんだなぁと感じました。
台風前の9月の十三夜の写真。太陽のような明るさを放っていたけど、もう西に沈む寸前だったので、東から南の空には星がくっきり。あぁ、丸い月と星も共存できるんだなぁと感じました。

行こう!って決めて、顔洗って着替えて・・・25分後には映画館のシートに座っていました。

 

「天地明察」・・・いい言葉ですね・・・いい響きです。

とても、とても、とても、興味深かった・・・

 

日本に合う正しい暦に変えることは、民の生活のよりしろをつくること・・・果てしない「天」に手を伸ばしつづけた、男どもの物語。

 

決して泣ける映画ではないとおもうんですけどね、わたしはもう、涙ぽろぽろ・・・でした(笑)

 

囲碁棋士で天文暦学者・・・生涯を天体観測と研究にかける男の役を、岡田准一くんがやっています。

 

ヒューマンデザインでいうと、月の周期を待つという「リフレクター」の彼。・・・全センターが真っ白。人口の約1%という非常に稀なタイプ

 

この役を演じることは、きっと運命だったのでしょうね。

 

 

わたしの父が碁打ちで、人に教えている立場ですが、彼の教授をわたしは一度も受けたことが無く・・・

 

「いったい彼の頭の中で何が流れているんだろう・・・?何に手を伸ばしつづけているのだろう・・・?」

 

この映画を観て、はじめて碁打ちとしての父の頭の中に興味をもつことになりました。

 

彼がまだ存命のうちに、何を解き明かそうとしているのか、何としても観測してみたい!

(・・・よ~し、近々彼の教室に潜入してみよう)

 

 

わたしにとっての、天体は「人」なのでしょう。

わたしの周りをまわる人間模様に一生涯手を伸ばしつづけることになるのでしょうね・・・

 

そしていつか、その観測から多くの人が使えるような、

何らかのルールを降ろせたら・・・しあわせだなぁとおもうのです。