辰巳芳子さんの映画 「天のしずく」 ~いのちのスープ~ 観てきました。
いっぱい響くものがありましたが、その中で、
ある美術家が全国各地から採取した土を和紙の上並べたアートが特に浮き上がってみえました。
ほんとうに美しかったです。
南から北まで歩き集めた一握の土、600。
松代の武家屋敷の床に市松模様に並んでいるシーンです。
土といっても一概に「茶色」ではなく、
ブルーがかったものも、ピンクがかったものも・・・・実にカラフルで。
そして、並べてみてはじめてわかるのですが、みんな色がちがうのです。
ほんとうに、どれも美しい自然な色で、尊い色で・・・
この光景を前に、わたしもまた、
心の和紙のうえに、このひとつとして同じものがない(人の)色・・・「アースカラー」・・・を並べて
あぁ・・・なんて美しいんだろうと、感嘆している者のひとりなのかもしれないと、気づきました。
・・・先日伺ったフレンチのシェフは、「数」の大切さを語ってらっしゃいました。
数食べてみることで、これとこれの微妙な違いがはじめてわかるようになるんですよと。
書家の柿沼康二さんも、よく世間では量より質というけれど、「量」が大切なんですよと。
死ぬまでに1枚でも多く臨書する(古典を写す)・・・
そこからでないと自分の書との違いを知ることはできないのではとおっしゃっていたのが思い出されます・・・
わたしがこの3年間での活動で採取したお色も、南~北まで・・・ちょうど600を数えようとしています。
これからもきっと・・・
おひとりでも多くその人のあり方を映すこと・・・わたしのこころに並べることが喜びとなるのでしょう。
そして、この地球の色というものを 最後の一瞬まで、やっぱり知りたくて、感じたくて・・・というのが、
わたし色なのかもしれません。
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hanae (水曜日, 07 11月 2012 23:32)
土の色が違うということ、人も個性があるように地球もやはり生きているんですね。生きてみんなを応援してくれてるような。地球に生まれてよかった!素敵なお話ありがとうございます!
noriko♪ (木曜日, 08 11月 2012 09:52)
hanaeさま♪
まぁ、ステキなコメントありがとうございます!
hanaeさんにお会いできてわたしはさらにカラフルに♪
ほんと、地球にこれてよかったなぁと思うこのごろです。
hanaeさんの物語も読ませていただきましたよ。
涙・・・ぽろりん。
とくに、「甘い星」・・・あかちゃんのお話・・・スキです。
絵本になったら、すてきだなぁとおもいました。