beautifl storys ~仙台スピマ 中編~

ナッツ・ロイヤルミルクティー ・・・ ある冬の日の朝カフェより
ナッツ・ロイヤルミルクティー ・・・ ある冬の日の朝カフェより

 

② 雪曇りの空の切れ間、下界をのぞくお天道さまがニッカリ・・・そう・・・「ここは笑うところだよ」と言わんばかりに(笑)。何かあったら、空を見上げて一息ついてください。ダイヤモンド・ダスト舞っています。子は、「母に似ている」と言われると、嬉しいもの。自分はここから来た・・・自分の根源を確認できるからでしょう。あなたが言われたかった言葉を娘さんに渡してあげてくださいね。彼女はあなた目指して駆け下りてきました。ご主人との関係は、インディアン娘のモデルとカメラマン。彼はあなたのかぶる草緑色のハットを、微妙に直していますね。あなたに指示が多いのはこの時のなごり・・・そして、あなたの美しさ・ 素養に一番に目をつけた方でもあります。

 

⑥ 「この空がずっとずっと続きますように」・・・掘られた穴に一番楽な姿勢で座 り、天を仰ぎ見る・・・目に映るのは、淡いピンク・白・空色が羽衣のようにたなびく空・・・・3500年前の「祈りの土偶」の写真があなたに伝えてきている光景です。あなたは、まわってきた役割を「さようであるならば」と受け入れ、若い肉体を大地にささげた方。死に方・タイミングを自分の意思と宇宙にゆだねると、そこには苦しみは無く眠るように逝けることを知っている方です。息子さんがぽ~っと、空を眺める姿を目にするかもしれません。かつてのあなたと同じポーズで・・・鳥・風・水の音が、クリアに自分に入ってくるときはとてもいい状態。日々の暮らしの中でそんな豊かな瞑想の時間を味わってみてください。

 

⑦  あなたは青アゲハ。彼は空蝉。同じ社に住む住人です。あなたが障子を開けて、白い袖に寄り添ってくるのを彼は心待ちにしています。青と白・・・お似合いのお二人は、周りからもあたたかく見守ってもらえるでしょう。少年のような彼の策略に乗るのがシャクでしたら、「この日とこの日しか空いていない」と、あなたの忙しいスケジュールを見せてあげて。じゃ、そこは僕とねと、月に2回のデート日が自然に決まってきます。連絡はちょこちょこしたいときにお気軽に♪お互い本来の落ち着いた大人のエネルギーを放つのは夜のようです・・・彼が手招きしたら、頭で考えず、飛び込んでいって大丈夫です。

 

⑧  昔の日本・・・小川に笹舟を流して穢れをはらい、大きな笹にたくさんの短冊を風に揺らして願いを上げている少女が見えます。彼女はその短冊に書いた願い事がすべて叶うことを知っているかのように満面の笑み。もし、あなたの記憶の中で七夕の願いが叶ったためしがないというなら、これから迎える1ヶ月遅れの8月7日(新月)か、旧暦の七夕(今年は8月13日)に短冊に願いを書いてみてください。こちらの季節が、少女が自信満々に願いを上げていた本来の季節。本当の七夕は、そのときの星まわり、その季節の風が願い事を天に上げてくれるシステムになっているのよ♪、と、あなたの中の少女が教えてくれています・・・。

 

後編につづきます・・・