昨年の秋から一年弱の間、
週2回のカフェ勤務でお世話になっていた
この10月でちょうどあと2年に迫った浦和での生活を考え、
悔いのないよう、今、ここでしかできない、
自分の場所を開く準備に入りたいとご相談し
9月いっぱいでということに・・・
昨日が、その最後の勤務日でした。
朝、挨拶とともに店にはいり、
その日その日の状況に即応して 全力のランチタイム。
落ち着くと、手づくりのおいしいお昼ごはんに舌鼓。
そして・・・ていねいに床を拭きあげて帰る日課は、
わたしのカラダを なんと健やかに保ってくれたことでしょう。
人生の大先輩でもある方々と、チーム一丸となってPlayする感じは、
あたかも、学生時代の部活動のよう。
「今日は、11:30~何名、12:00~何名、ご予約でいっぱいだから、よろしくね!」
「はい!(先輩)」
毎日がゲームのようで、活き活き・・・
頼りがいになる先輩、やさしい先輩方に恵まれ・・・・
あぁ・・・こんな部活があったら、楽しくてしょうがないだろうな。
1ヶ月前にお話してから、きのうの最終日まで、そんな日々を変わらず送ってきました。
一日一日、これが最後になるかもしれない・・・と、言うこと、やることを丁寧に活きていると
心残りなく 逝けるものなのかもしれません。
「最後の日は、いつもどおりに過ごしたい」
よく終末を迎えた方が おっしゃるセリフがありますが・・・
ほんとうに それがいちばんしあわせなんだなぁと 感じた一日になりました。
それでも・・・
思いがけず、たくさんのサプライズギフトをいただき・・・
たくさんの方に手を振って見送っていただき・・・
こんな しあわせな終焉はないなぁと。
今、教わっている俳句の先生も、ここ三本松さんの古いお客様。
その先生は、最後の日と知って、
わたしの淹れる 「ロイヤルミルクティー」 を注文しに お立ち寄りくださいました。
最後の一瞬まで、わたしを使って下さることに・・・人それぞれの愛し方があると・・・
どうしてこんなに、この世はやさしさに満ちているんだろう・・・・と。
「油蝉がいなくなると この店も静かになるわね」
ギャーとか、おお~とか、擬音語が多く、いつもガハガハ笑っていたわたしを
油蝉に例えてくださる先生・・・・(粋です・笑)
でも・・・そういわれてみれば・・・
わたしにとって、この店は・・・鎮守の森のような場所だったのかもしれません。
古い智慧を持つ大樹に抱かれ・・・
大地に繋がっている樹液を吸いたい放題・・・
たくさんの生物が往来するこの社で、
わたしは、「ジージージージー」 思いっきり鳴くことができました。
すべてが 3日間の出来事だったけれど・・・
全力で活き切った 3日間。
・・・ある夏の物語・・・が、完了したのだなぁと・・・・
今、蝉の亡骸が地面に転がっているのが 脳裏に浮かびます。
わたしも、来月で44歳・・・
そろそろ人生の秋編に突入してもいい季節なのかな・・・(笑)
実りと豊かさを受け取る準備は、どうでしょう・・・もしかしたら、できたのかもしれません。
明日の 「仙台スピマ」 を皮切りに、10月はなんとなく秋満喫の旅三昧になりそうな気配・・・
蝉のBodyから抜け出た魂が、次に降り立つ場所をじっくり選んでいくためにも
旅は最適かもしれません。
人生の季節の変わり目は、しばらくポッカリ、
上空から眺めて見る時間をもってみようと思います。
その中で、今まで持っていたエネルギーと、これからの季節に必要なエネルギーを
徐々に入れ替えていったらいいんだろうなぁ・・・と、思っているんですけどね。
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ツバメ (火曜日, 01 10月 2013 16:32)
三本松さんにご一緒した時に、まるでお茶席に招待されているような…毎日お茶席にお客様をお迎えしている、そんなお店だったのですね。
ったひとつひとつを大切に丁寧に、のりこさんの雰囲気にとても合っていました。
次なるステージはどんなものでしょう。是非お話を聞かせてくださいね。
ツバメ (火曜日, 01 10月 2013 16:35)
失礼しました、余分な文字が入ってしまいまいした。3行目の初めの「った」は除いて読んで下さい<(_ _)>
noriko♪ (火曜日, 01 10月 2013 23:47)
私の色んな展開を、観ていてくださる方がいらっしゃるというのは・・・
人として、しあわせなことですね。
ツバメ様の存在に・・・・こころが温まります。
次のお茶会で、話、聞いてくださいますか?
わたしだけでなく、みなさんの大きく広がる次なる展開に、
いっぱい想いを馳せていく機会になったらいいなぁと思っています。
たのしみにお待ちしています・・・