November Story ~河童からきいたこと~

ケーキプレート・・・「三本松」(浦和)
ケーキプレート・・・「三本松」(浦和)

11月10日 東京スピマでの 「セッション・レポート」 のつづきです・・・

 

 

● 「河童から聞いたStory」

 

 

沼の淵に腰をかけた少年は、その主である河童から、面白い話を聴いています。

 

「乳房が3つある女の話」・・・一つは、ネズミのため、二つ目は、人間の赤子。

そして、3つ目は、ヘビのための乳房。

 

河童の話は、どれも3つの層が重なっているかのようで、

読み方によっては深いものが流れている・・・そんなStoryばかり。

 

少年は、その話を巻物にしたため、

農産物を町へ売りに行く傍ら、ござの上にそれを一緒に並べます。

 

「河童から聞いたはなし」 と題して。

 

おどろおどろしい設定は人々の関心をひきつけ、誰にでも分かりやすい話は、

子どもも大人も、賢者でさえも・・・読む人それぞれのレベルで楽しめます。

 

今でいう、月刊誌のように、人々は、彼の巻物をいつしか毎回心待ちに・・・♪

ござに並ぶや否や群がり、一つの巻物を仲間内でせかすように回し読みしている・・そんな光景なのです。

 

そんな少年の話を聴きつけた男が、少年の村までやってきます。

君の才能はこのまま回し読みされているだけではもったいない。出版して世に出そうといいますが・・・・・

 

家の大事な働き手であるし、母を置いてはいけないと、少年は断ります。

しかし、母の行きなさい・・・の言葉に、彼は、

 

畑仕事・・・家の中の彼しかできない仕事から、

写し書き落とす仕事・・・社会の中で彼しかできない役割へと 移ることを決心するのです。

 

あなたの才能を面白がる財力を持った人の屋敷に、令嬢のおかかえ家庭教師として身を置きはじめます。

 

月一回開かれているサロンには人が大勢集っています。あなたの語り部としてパフォーマンスが、好評のよう。

一緒に聞いている3人の令嬢のうち・・・真ん中の娘の目がハートです(笑)・・・いずれあなたと結婚するようですよ♪

 

披露宴には、田舎の母、親戚も呼ばれ、盛大に行なわれています。

母は、うなづきながらとても嬉しそう・・・あなたを穏やかに見ています。

 

あなたも、母親のその姿に、やりきった思いを胸に納めています。

自分の成功・・・多くの人のために役に立ちたいということよりも、たった一点・・・母を喜ばせたい・・・

 

あなたの成功感は、そこにあったのかもしれません。

そして、その一点から離れたことが・・・結局はその一点を輝かせる事に繋がった・・・

 

そんな実感をかみしめています。

 

どこの時代、どの世界においても、あなたは異次元との交流をとおして、

宇宙的存在からのメッセージを降ろし、広めていくやり方をしていらっしゃいました。

 

ありがとうございます。わたしたちはその恩恵をたくさん受けています。