ＹＯＫＯＨＡＭＡ　ＬＩＧＨＴ　ＳＴＯＲＹ　　Ⅱ

１月１２日の横浜スピマ、「ストーリー・エッセンス」　より・・・

　今回は、【結婚編】　をお届けします・・・♪

★　「じゃ、その赤ちゃん、わたしが産んであげようか？」・・・目の前の女性はちょっといたずらっぽく笑うのです。飲みの席で、はじめて席が隣りになった女性との「結婚観」の語らいの中で、あなたが脳裏に浮かんだことをつぶやくことからすべてがはじまります・・・「結婚はしなくてもいいと思ってるけど・・・自分の赤ん坊を抱くってどういう感じなんだろうって思う。やっぱり１回は体験してみたいなって思うよ」。時間と時間の間をツルツルとすべるように・・・あなたのリクエストは、驚きの速さで実現していきます。すっかり母子家庭のようになっていながらも、しっかりと暮らしている彼女の家に、３ヶ月ぶりに帰還するあなたが視えます。食卓には、ほかほかのハンバーグ。「この前来たとき、ハンバーグ食べたいって言ってたでしょ」と、あのときと変わらぬ彼女の笑顔。どうやら・・・あなたが体験したいことをつくり出すことがたのしくて仕方がないよう、それが、彼女のライフワークなのでしょう。リクエストは挙げたもん勝ちのようですよ（笑）。あなたにとって「家庭」とは、葉っぱの上の煌く「しずく」のようなもの。それ自体に意識があるように、自由に転がっていく、美しい存在です。あなたの人生にそのきらめきがあるかないかでは、雲泥の差になりますが、あなたが生涯かけて守るものは、その家庭ではありません。もっと大きな・・・この地球の子どもたちの未来です。しずくの転がるつややかな葉（フィールド）を広げることこそが、あなたのライフワーク。あなたの守った宇宙に広がる世界観を、今、縦横無尽にきらめきが飛び交っています。

★　白いおくるみの中の娘をいとおしそうに眺める父。それは、白いカラーのブーケを大切に抱く・・・紳士的なたたづまい。花屋であなたの琴線に触れたものは・・・・その懐かしさだったのではないでしょうか。あなたがしゃべるようになるまで一緒にいられなかった父・・・今生、あなたの声で「好きです」のことば聞きたさに、生まれ変わったのかもしれません。「お父さん、大好き」・・・あなたの口からほとばしった音は、この大空をかけ巡り、空に上がった多くの「父親」の娘に対する想いつのる層をやさしくふるわし、癒しています。これからのあなたにとって必要な存在は、恋する人ではなく、家族・・・・父であり、兄であり、弟のような人です。何でも用事を頼める、肘を突いてざっくばらんに話せる弟的な人はいかがでしょう。これからの旅は、フランクさがあると楽ですよ！今、世界中を廻り日本に戻ってきた機が、羽田上空を旋回しているのが視えます。たくさんです。このタイミングで着陸を考えているのは、どうやらあなた一機ではないようです（笑）。あなたがランディングすると、ぞくぞくと羽根を並べてきますよ。一見無傷に見えるあなたの肌・・・今も尚、その美しいカラダを維持できているのは、その分、「今」に生きてきたから。多くの経験に真摯に向き合ってきた賜物なのですね。どうぞ、これからの３０年は、ラクに流していってください。多くの空を体験してきた者同士、たいていのことは笑って過ごせます。あら、小さい機体があなたたちにまとわりついているのが視えますよ。お子さんも、花嫁衣裳もあきらめる必要はありません。これからは、あなたのライフ・スタイル・・・やることなすことが、周りの女性たちにインパクトを与えていきます。あなたは生涯現役の女性パイロット。あなたの大空を美しく舞う姿に・・・多くの同世代の女性たちが勇気づけられていくことでしょう。