★ 【月と太陽・・・どちらもあなただから】
彼は樹の後ろでひっそりと生きることを決めたようですね・・・今の彼にはたくさんの陽光を必要としません。陽光さす場所であなたと楽しんだ季節は廻りました。ある日彼の中で何かがいっぱいになり、突然はじけた種がひんやりしっとりした黒土の上に落ちた・・そのような光景なのです。だから不憫がる必要はありませんよ。それが彼本来の生息場所なのでしょう。あなたは太陽です。日陰の植物に自分の光が届かないからといって自暴自棄にならないで、あなたの光を欲しがっているたくさんの子どもたちにあなたを与えていってください。今の職場に限らず、これから出会う人たちがたくさんあなたに顔を向けてくるのがわかります。かわいいですよ、「ママ、ママ・・・」と、あなたを一心に慕ってくるのですから。その顔を見ているだけで・・・ふっと脱力して何かしてあげたくなってしまいます。忙しくなりそうですね。月がのぼるころは、彼に想いを馳せてあげてください・・・月の光は彼に届きます。夜は母の衣を脱いで、彼と同じ世界の住人として想いを交わした時間に浸っていいのです。あれは幻でも、仮の姿でもなく・・・二人、太陽のもとで暮らした日々はまぎれもなく事実なのですから。月の自分と太陽の自分・・・どちらも大切にしてあげること、それが「女を生きる」ということなのですよ・・・と、あなたの中の美しい女性が語ってくれています。
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