kimonoで日本酒の会へ

12月をまたいで、あきらかに自分の意識がガラッと変ってきたのを感じます。

自分オリジナルなペースが(やっと)解ってきたのでしょう、

目の前のコトひとつひとつを、ていねいに味わえるようになってきました。

 

時計をあまり見なくなったようです。

 

世間の動き、忙しなさに合わせる必要がないことがわかって、

自分のできることをできるペースで動くことで、自分の人生のタイミングが自然と合ってくる・・・

そんな体感がある今日この頃です。


5日(土)の「和服で日本酒の会」も・・・

 

ちょうど、半襟と帯留めに意識が向くようになってきたところで、

「半襟作家さん」や「帯留め作家さん」とご縁をいただけたり

興味が向いたタイミングで、これ以上ない方々が目の前にふわっと現れていらっしゃる


みなさん「着物をもっと普段に、もっと楽しんでもらいたい」・・・という意図を持った方々ばかり、

「着物を遊ぶ」達人たちは、朗らかにその世界観を魅せてくださいます。

 

10年、洋服を手放して着物生活をされていらっしゃる「半襟作家さん」は、

火鉢のある生活や、着物で立ち飲み屋へ行く面白さ、半襟のいちばん手抜きのつけ方など

いつかわたしも・・・と、あこがれていたシンプルな暮らしを実際されていらして・・・

 

ずっと先の先・・・と思っていたけど、焦点を合わせればすぐ隣りにあるということ、

あこがれの生活も、あなた次第ですぐはじめられるのですよと、気づかせてくださるのです。

 

この会は、異空間と交差する・・・そんな不思議な感覚がありました。

森の奥の奥で、ある月夜に開かれる知る人ぞ知る「夜会」のような・・・ね(笑)


どうして七宝焼き作家さんになられたのか・・・

どうして着物のイベントを開催する側に立たれたのか・・・

囲炉裏を囲んでの語りは・・はじめて出逢う方とも真のところで響き合います・・・

 

そんな興味尽きないお話を聞きながらの

ゆっくりいただくお食事は格別で、どの品も丁寧で、ほんとうに美味しくって

 

ここでいただくお酒は、不思議なほど酔わない。(いいお酒で、透きとおっているからなのでしょうが)

あれだけカラダが受け付けなかった飲み物なのに「美味しい」と呟きが洩れます。

 

着物だけでなく、もしかしたら・・・

日本酒とのお付き合いも、知っていたようで知らなかった扉を 開けてしまったのかな。

 

でも、この感覚・・・どこかで・・・?

「社会人になりたて」の頃と、似ています。

奥の深そうな大人の世界に足を踏み入れたときの、あのフレッシュなドキドキ・ワクワク感・・・

 

廻り回って、20年ぶりに戻ってきた初体験感覚なのでしょう(笑)

どうやら、学生の遊び方~大人の遊び方へわたしも移行してきたのかもしれません。

 

お仕事帰りで、お洋服の方もいらっしゃいましたし、

あまり窮屈に考えることなく

「着物」か「日本酒」、どちらかにご興味ある方はぜひ、よかったら次回ご一緒に・・・♪

 

次の月夜は、いつかしら・・・?

また、ゆっくり満ちてくるタイミングを待っていましょう。