映画「君の名は。」2回も観に行ってしまった（感想）

公開してすぐ観に行ったんだけど･･･どうしても気になって･･･迷いもなくまた映画館に座ってしまった。やばい･･･3回目もあるかもしれない。

 

もう少しで何か大事な記憶が想い出せそうなんだけど･･･そう、大事なこと。きっとね、観た人みんなそう思ってると思う･･･。

 

遠くに･･･宙に散らばっていた自分の欠片が、ピキピキッって音をたてて集まってくる。

 

目を覚ますと忘れてしまう夢。今までどんだけ忘れてしまっていたんだ･･･！夢の中では、あんだけ「こんな大事なこと忘れるはずないじゃん」って叫んでいたくせに。

 

音はいちばん忘れやすい･･･くやしいほどに、すぐ書き留めなければ消えてしまう。光景は･･･微かに残る。だから、景色から辿っていくしかないんだな･･･。

 

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高1の美術で、自画像として描いた「ナスカの地上絵」。

 

ハチドリの姿を乾いた岩山の上から手を合わせて臨むアラブ系の男･･･そのときの空も遠くに見える黄土色の山々もこの光景ぜんぶひっくるめてわたしは、「自分です」と言い切っていたっけ･･･

 

どこからそんな想いがやってきていたのか･･･なぜ、あんなにあの土地に執着していたのか。理由はあの時も今も、はっきりとはしていないけど･･･

 

きっと夢の中の光景だったんだろうと思う。大事なものだったからこそ、この現実にこすりつけようと描いたんじゃないかって･･･この映画を観て、思った。

 

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今、たくさんの人が今・ここに重なっている世界の自分を想い出そうとしている･･･

 

音が映像が全身を包み込むように覆いかぶさってくる･･･映画館での映画は、いい。体感度が高い分、体中の細胞ぜんぶを振動させてくれるから、しびれる。

 

夢のことを覚えていたいと思うけど、そうもいかないから･･･

 

夢を見るようにその世界で生きているかのようにどっぷり浸れる映画館に、きっとわたしはこれからも通うと思う。わたしの別の世界からのメッセージをもっともっと想い出したいから･･･♪

 

あぁ･･･満天の星空を仰ぎたい。実際にこの目に映したなら･･･何か大事な記憶があがってきそうで。誰か、連れてって･････