「へぇ~、狼がこま犬になっているの?」
お茶会に来てくださったKさんから
奥秩父の「三峰神社」に行ってきたんだと
その時の不思議な体験をお聞きしたのは
もう数年前・・・
その際
毎月1日しか配られない
「白い氣守り」があることも
話されていたんですが・・・
その時はまだマニアックな方々が
訪れるところなのかなぁという
印象でした。
それが今じゃ
8時間の山道渋滞を引き起こす
大人気パワースポットだそうで!
ひょえ~~
そこまで並んでいただきに行くほど
わたしは根性ないなぁ・・・と
どこかであきらめていたのです
それがね、最近
妙に目に入ってくるのですよ
テレビだったり
本だったり・・・
ふと目に着いた
平積みされている本を手に取ると
三峰神社のページがあって・・・
その方の目線で
白い氣守りのいただき方と
行程の流れが簡潔に書かれている・・
池袋からの流れが
すごくイメージできたんです
これなら
わたしにも行ける・・・!!!
・
・
・池袋駅からレッドアロー号に乗る
・秩父駅に着いたらすぐ人が並んでいるバス停があるからそこにすぐ並ぶ
・こんなに人がいて全員バズに乗れるのかと思いきや4台来るから大丈夫
・バスに乗ったら行けるところまで行く(1時間半くらいは無渋滞)
・山道で渋滞したら降ろしてくれるからそこから30分くらい歩けば「三峰鳥居」に到着
・三峰鳥居のところに立っている神職さんに引換券をもらう
ポイントは2つ!
①早い時間のレッドアロー号にさえ乗れれば、あとは人の流れについていけば必ず導かれる
②バスの中で何時間も缶詰めになることはなく、30分歩くのを覚悟すれば意外に早く着く!
・
・
本から顔を上げると
2日後なのです、11月1日が・・・
本屋を出てすぐ池袋駅へ
西武秩父線のレッドアロー号
池袋始発6:50の特急券をとっていました♪
本殿参拝で並んでいたとき
「日帰り温泉」の看板が目に入ったんです
え?
こんなてっぺんにある本殿のすぐ横で
温泉に入れるの?
温泉好きのわたしとしては
そりゃ浸かっていかないとー♥
(興雲閣のロビー受付で入浴料600円)
入った瞬間・・・
じんわりぐぐ~っと
心地いい熱が体の芯まで染み込んできて
あぁ・・・なんていいお湯なんだと
ここでも声が出ちゃいました。
とぅる~っとしていて
保湿クリームがなくても
肌が潤うくらいすべすべに
最高の泉質です
お風呂場は
露天とかでもなく普通のものなんですが
窓が40㎝ほど開いていて
浸かりながら紅葉が眺められ・・・
こんなに至福な気分が味わえるのに
そんなに混んでいないんです
顔や髪まで洗ってしまうと
女性の場合復元するのに
時間がかかってしまうから
気軽に温泉へとはならないのでしょうが
温泉はその土地から湧き出したもの
穢れをはらったり
エネルギーを全身から充填するのに
最高です!
わたしも何も用意してなかったですが
その場合は浸かるだけでいいんです
100円で買ったタオルを頭に巻いて
カラダだけ洗って
さらっと温泉に首まで浸る・・・
そして
「はぁ~~~~」って
気持ちのいい息をつけたら
もうじゅうぶん!
全身から「神気」は入ってくるし
日本人でよかったぁって・笑
こんな気持ちのいい
「氣の流し方・受け取り方」を
知っている民族なんですから~♪
本殿にお参りした後
ご神木に触るためにさらに並ぶのであれば
( わたしは45分並びました・・・すっかり体が冷えてしまって)
温泉に20分浸かって帰る方が
どんなに滋養になるか・・・
おそらく
山の神様の粋なお計らいなんだと思います
ここまで登ってきたんだから、
もうこれ以上並んでばかりいないで
温まっていきなさいって・・・ね
山の神様は
大らかなんです♥
これからどんどん寒くなってくる
冬の季節の参拝に行かれる方は
ぜひ、温泉に・・・♪
その他、
遥拝殿から臨んだ絶景は
ここでしか味わえないものでしたし
たった一日でしたが
思いっきり楽しんできました!
そして遠路はるばる
苦労していらっしゃった方を
じゅうぶん喜ばしてくれる場所なんだと思います
三峰神社は
地域ぐるみでおもてなししようという
心意気に満ちた観光地になっていて
最後まで気持ちよく
行って帰ってくることができました。
帰りのバスに並んでいる人の会話が
耳に入ってきます
「また、来たいね♪」
(わたしもそう思いました)
こんだけ苦労して
歩いて・立って・並んだとしても
いらした方のこころを満たせる場所って・・・
なんなんだろうって
思うんです。
あのね、
「覚悟」ってこういうことなのかなって
この日は
すごいことになる!
と、あらかじめ覚悟して臨むこと
すると自然に
そのための準備にカラダは動くし
当日も想定外のことが起きても
あきらめない。
もうだめだぁって思わずに、
最後の1人まで
全力でおもてなしする
10時半に到着して
引換券を渡してくれた青袴の神職さんは
14時にわたしが降りてきたときにも
その鳥居の前で券を配っていました
しっかりとした対応は
朝とちっとも変っていなくて・・・
西武バスの整理をされる方も
よく通る声で
いらしていない方の番号を
呼んでいらっしゃいましたし・・・
バス停乗り場にできたトイレの看板を
秩父市長が書いたんだそうですが
(後ろの方が会話していたので知ったのですが・笑)
あぁ・・・
市をはじめ公と民間そして神社
一丸になって盛り上げると
ほんとうに人里離れた
山奥なんだけど
こんなにも全国から愛される
場所になるんだなぁと・・
わたしね・・
感動したんです
ここで自分の持ち場持ち場に立場をとって
働く人たちのあり方に
清々しさを感じました♥
「三峰神社」朔日参拝でのひとことメモ♪
わたしが唯一失敗したなと思うことをお話しておきますね♪
・秩父駅到着15分前にトイレに行ったのですが、長蛇の列で結局車内でトイレに行けなかったのが一つ目の失敗です。特急の改札を出てすぐ右にトイレがありすぐ入れたのですが・・・その間バスの乗車列は長くなり「立ち組」になってしまいました。2日前にレッドアロー号の特急券をとったので、座席も一号車で降り口がいちばん改札に近かったにもかかわらずです!本当なら普通に歩いて行って並べば座って行けたのに・・・バカですよねぇ♪(でもトイレに行かないわけにもいかなかったので・笑)
・新幹線と違ってレッドアロー号はトイレが少ない印象です。秩父駅到着15分前にトイレに立ってもみんな考えることは同じですから回ってこないことを考えて、もっと前にサクッと済ませておくことをおススメします。(男性用のトイレは回転率がいいので男の方はきっと大丈夫)
・それでも行きはアドレナリンも出ていますし、1時間半のバス立ちもまだ大丈夫だったんですが・・・帰りの立ちはきつかったです。疲れも出ていますし、下りくねくね道なので足を踏ん張らなくてはならず・・・いやぁ~どっと疲れました!知らなかったとはいえもっと早くにバスの整理券を取りに動くべきだったなぁと、これが最大の失敗です♪
・帰りは座りたいという方は、一台バス座席30席ぐらいだとして、4台出しても120席。5台出しても・・・150席。帰りのバスは14:30、15:30、16:30の三本ですが、わたしが14:30発を目指して14:00すぎにバスの駐車場へ降りてきたとき渡された整理券は「282」。この時点で立ち組決定だったんですね・・・。わたしが覚えている限りでは191番~の方からは確実に立ち乗車に振り分けられてましたから、確実に座りたい方は早めに駐車場へ整理券をもらいに行くことをおススメします♪(それか、次の15:30発のバスまで待つか)
最後にひとつ耳にできてよかったなと思ったこと♥
・本殿参拝に並んでいるとき、後ろの方が「本殿に参拝したら、左側の奥においしいお蕎麦食べる処があるから行こうね」ってお話しているんです。何度もいらしてる方なんだと思いますが、朝、特急に乗ることに精一杯でお弁当を買い忘れたわたしはお腹ぺっこぺこで、その情報にほんと助けられました♪(温泉の入っている同じ建物「興雲閣」です)
・最近よく「のり子さんは一体どうやってそういう素敵な場所の情報を得るんですか?」って聞かれます。今回の三峰神社もそうでしたが、事前にネットで調べて・・・ということはほとんどないんです。本の表紙や雑誌の写真から目に留まり、こころに留まることがほとんどで。そしてその場所の情報は、現地で出逢った人に聞いたり、今回のように「後ろに並んでいる人」の会話だったりが耳に入ってくる・・・。
・面白いもので、スマホがなくともカラダひとつあれば必要な情報は手に入るようになっているようです。わたしだけでなく、人間誰しもそのような性能を持っているんです。昔の日本人がそうだったように・・・♥こういう自然豊かな場所に行くとそのことを想い出させてくれますね♪
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