今でも思い出すわたしの人生での至福の時間は・・・
長野の山に籠ったとき
「山の神さま、どうかお願いです。
ワンシーズンでもいいので、山の生活を体験させてください!
わたしをお山の住人にしてください・・・」
リクエストを上げたら、ほんとうに叶ったんですね。
人にとっては、山に引きこもってどうしちゃったの?
寂しいでしょ、遊びに行こうか?
親切な友人からは心配されてお声かけをもらったりもしたけれど・・・
とんでもない
だれも来ないで・・・って(笑)
わたしは、そのときひたすら独りになりたかったんでしょう
そのときは娘がいたので出家することはできなかったけれど・・・
世間から離れ、
山に籠って、娘を山の幼稚園に預けている間、ただひたすら独りきりで体と心を癒していました。
具体的には、薪ストーブの灯る小屋から四季の移り変わりを眺めたり
毎日カフェに通っては ぼ~っとしているのです
そのカフェに置いてある海外のインテリア雑誌に馳せて心躍らせていたり・・・ね
どこかで講演会があると聞くと、車で長野中どこへでも訪ねて行ったり
毎日毎日、時間を惜しむようにカフェ探訪へと車を走らせていました。
そんな優雅な自分を
何も仕事もしないで毎日毎日ひとりで気ままに過ごしているわたしを
人が知ったら「なんて贅沢な」と思うかもしれないけれど・・・
人に何と言われようと
「わたしはこの時間を手にするに値する」と胸を張っていました。
もしも過去世があるとして、
すでにわたしは あらゆる苦難という苦難を経験してきているのだとしたら・・・?
生まれ変わったら、この夢を叶えたい
もう人のことは考えず、
ただ、自分の好きなことだけをして生きよう!その世界へ行こうと誓って
やっとここに生まれ変わってきたとしたら・・・?
今のわたしの暮らしぶりこそが、過去わたしが渇望した「夢の実現」。
誰も、わたしの長年の夢を
非難したり奪ったりすることなどできやしないんだ・・・と
これは、わたしの夢みた世界だから・・・
こんな世界に生きたい、
ずっとずっと願って・・・やっと生まれ変わって手に入れることができたのだから
誰に遠慮することもない、と。
わたしは、1年半の間、そんな山の生活を楽しみます
とことん自分の夢の世界を味わいつくしたんですね
だからなのでしょう
愛おしむように味わったお山の四季の暮らしの体験は、1年半で十分満足でき
こころもカラダもふっくらしたわたしは・・・娘の小学校入学のため、下山します。
おそらく・・・
2018年4月からのわたしは、そんな至福の山籠もりの時間へ 還っていくのかもしれません。
はたから見たら、え?もしかして活動休止!?
のりこさん大丈夫かな?って思う人もいるかもしれないけれど・・・
あの山でのお籠りが
東京に帰ってきてからの「今の活動」への原動力につながっていったように
一巡して、また巡ってきたこのお籠りの季節は
これまでの活動を一旦完了して、
新たなサイクルへ入っていく序章なのかもしれません。
今回は、山ではないし、もっと短いものかもしれないけれど・・・
12年ぶりに廻ってきたこの贅沢な季節をしっかり味わっていきたい
わたしが満足して下山しようと思うまで・・・(笑)
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人生の「うつ」や「籠り」の時期は、ほんとうに豊かな財産です。
何もしないで生きていけることを知ることが大事な時期もあると思うのです
30代に入って電磁波過敏症になったとき、わたしはそのことに気づくことができ幸運でした。
何もできない、働けない、社会の何の役にも立たないわたしだけど・・・生きていていいんだと。
だって、あの葉っぱも そこの葉っぱも、あんなに太陽の光を受けて生きているもの・・・って。
「何もしなくても生きていい」
「役に立たなくてもいい」
すべての葉を落とし、雪に包まれるあの美しいお山の冬
・・・真っ白になる季節へ・・・
一巡して、再び
この原点に還っていけたら 幸せなことだと思っています。
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充代子 (木曜日, 22 2月 2018 13:37)
ご無沙汰しています。
ふと、のりこさんのブログを読みたくなるとき…
必ず私に必要な素敵なメッセージが込められているように思っています…
私も3月から南房総の山の中で暮らすんです。
猫5匹と一緒に…。
夢でした…。
のりこさんの気持ちが分かる気がします。
きっと幸せですね…。
noriko♪ (木曜日, 01 3月 2018 19:07)
充代子さん、おめでとうございます!
そんな素敵なご報告を ありがとうございます
一緒です・・・(嬉し泣)
成功感って、しあわせ感って人それぞれなんだなぁって
あらためて・・・♪
充代子さんのように、人とは比較できない
自分の中の本当の夢を叶えた方のお話を聞くと
なによりこころ満たされます。
そして、充代子さんのことを誇りに思います。