●良く寝ると、選び取れる。
わたしが何をお土産として持ち帰ってきたか
お話しますね。
それにしても・・・
ほんとうに疲れていたんだなぁ
全然気づいてあげれていなかったなぁ
寝て、元気になってはじめてそのことに気づいたように思います。
前日まで、これだけの本を前にして
目が泳いでしまって
どこから手を付けていいか分からなかったんです
疲れているときの
スーパーへの買い物と一緒状態
わたし、毎日の買い物って、まじ苦手で・・・
ぐるぐるしてしまうんです。
この品数の多さに、圧倒されてしまう
あまりに疲れていると
選べなくなる、手が伸びなくなる・・・
だから、まずは爆睡したのでしょうね
落ち着いて、まずはカラダ回復させてみって
目覚めてからの
わたしの選書はすばらしかったです・笑
まったく躊躇がない
これだけの蔵書の中で、かぎ分けるのです
自分にぴったりの本を
自分のカラダに今、いちばん必要な栄養をもたらす本を
パッと目に入って、さっと手に取って
そして手が離さない。
棚に戻そうとしないの・笑
なんか、自分が可笑しかった
一度くらいついたら離さない、野生の犬のようだなって
お得意の「住」の棚には
ほとんど寄り付かなかったなぁ
今回、わたしの手が選び取ったものは
三冊ともに「食」関連でした。
チェックイン時に
スタッフの方が教えてくださったんですが
この本棚は「衣・食・住・なんとか・知」って
(すみません、途中何がはさまってたか忘れちゃった)
らせん状に並んでいるんですよ・・・って
わたしが食らいついたのは、
まさにその中の「食」の棚で・・・
そして、そのぜんぶが「写真集」って・・・笑
「食べもの」の写真は
最も【色】が活き活きしてるから・・・
生きることに直結している色に活力をもらいたかったのかなぁ?
本ってね、
読むだけじゃないんです
見るのも、本の醍醐味なんですわ・・・笑
●わたしの本の「好み」があらためて浮き彫りに
疲れすぎると文字が読めなくなります・・・
本も、メールも、他の人のブログも
文字だけで作られているもの
小さな文字だけの世界に意識がぜんぜん集中できなくなって
読めなくなる・・・
何を言っているのか、理解できなくなる
そんなとき
決まってカラダが向くのが「写真集」だったように思います
ううん、疲れているからじゃなく
ずっと小さいころから
絵は「ごちそう」だったかも・・・!
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本好きの両親の元、小学校に上がる前から
「夏休みは10冊本を読む」という、我が家の目標があって・・・
がんばって文字ばかりの本を読むんですけど、
挿絵のページに来るのが、ほんと嬉しくって・・・笑
わぁ・・・って、眺めては「小休止」。
そして、「よし、次の絵まであと何ページかぁ、
そこまでまたがんばるぞ」って
がんばって、がんばって
読み進める感じでした。
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わたし、絵が好きだったんだなぁ・・・
とくに精密に描かれた絵が大好物で
だからだなぁ
動物の事典とか、飽きずに何時間でも眺めていたっけ
「ピーターラビット」の絵本もそう・・・
当時、動物の挿絵であそこまで緻密に描かれたものってなかなかなくって・・・
作者の人はどんな観察眼をしているんだろうと思いながら、
3冊組になった赤い一巻を
何度も何度も 読み返して
異国の日常・・・インテリアや動植物の「写真集」として楽しんでいたんでしょう
物語に惹かれたわけでは なかったんですね・・・笑
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小さいころの夏の訓練は、たしかに
わたしを「文字を読む本の楽しさ」へ
繋げてくれたけれど・・・
大人になってまで、疲れているときまで
文字を読まなくってもいいんだよ
きれいな絵や写真集に囲まれて
思い存分、大好きな世界へ浸りなよ・・・
だって、絵が好きなんでしょ?
写真が好きなんでしょ、
写真からにじみ出るもので
すべてが学べるんでしょ?
この一枚にすべてが込められていることを
あなたは知っているんでしょう・・・?
言葉にならない世界を
あなたは何より美しいと 感じているのでしょう?
あなたはちっとも変っていない
小さなころと「好み」は変わっていないんだよ
大人になっても、
そこへの情熱は・・・変わらなかったよ
ずっと、そこにあったもの・・・
「文字よりも絵が好き。」
もう、正直になったら・・・?
人に「好み」を合わせることなんて ないんだから・・・
なんだか 外へ大きく廻って
帰ってきたかのようだね
おかえり・・・写真集の世界へ
この夏はいっぱい、楽しみなね・・・。
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