転勤族だったこともあり、結婚してから20年間で引っ越しも、とうとう今回で7軒目となりました。
①新築デザイナーズマンション(東京国分寺7年)
②半分畳敷きの超レトロマンション(長野市2年)
③吹き抜けと薪ストーブの山小屋(飯綱高原1年半)
④周り廊下のある平屋の古民家(長野市6か月)
⑤社宅(埼玉武蔵浦和3年)
⑥24時間空調の3階建て一軒家(埼玉浦和6年)
⑦築30年のリノベマンション(東京世田谷8か月~)
これまで、あらゆるタイプの家を楽しんできたように思います。家ごとに思い出があり、どの暮らしも思い出深いものがありますが、ひとつ共通している感覚があります。
それは「家を借りた」というよりも・・・「その街ごとお借りした」という感覚です♪
実際、7軒目の引っ越しの際、「空」に唯一リクエストしたのは・・・「わたしがやりたいことがぜんぶ出来る、コンパクトで心地いい街をお願いします」ということだけなんです。
その「家」に欲しい機能がぜんぶなくとも、「街」にわたしを潤す機能があればいいわけで・・・。「家」は体をゆったり休められる場であればよく、だからどちらかというと「自分の部屋」って感じかな。そして町全体が必要な機能が備わった「大きな家」という感じなんだと思います。
結果、頭が働く行きつけのCafeやご褒美に訪れるCafe。気軽にすすれる麺類の店と元気を出したいときに滋養をチャージしてくれる食堂。そして腕のいいクリーニング屋さんや靴の修理屋さん。親切な郵便局や安心できる宅急便屋さんがいる・・・機能充実した今のわたしにぴったりな街(大きな家)をお借りしている・・・
今の街も、とってもお気に入りです❤
こだわらないところは、天にお任せ♪
おとといのブログ記事のように、「自分の部屋」としての家は、いつもの模様替えよろしくインテリアなどかなり「こだわり」があるわたしです・・・笑。でも、一方でこだわりがまったくないところというのがあって・・・
実は、この「こだわりがないところ」がどうしても譲れない「こだわり」を叶えてくれる大切な余白だったように最近思うのです。
街の名前も、沿線も、検索キーワードに入れていなくとも、「わたしがやりたいことができるコンパクトで心地いい街」と入力するだけで、ちゃんと選んで上がってくるシステムになっているようなんです。
国分寺では、娘を産むことになる「助産院」が歩いていける距離でありましたし、娘が走り回る時期になると長野へ移動になって山へ放つことが出来ました。友達と学びが重要になってくると、わたしが手放しでお任せできる熱心な先生とお友達がいっぱいな埼玉へ。その時代、その時代にふさわしい街が選ばれて、その地域に私たち家族は運ばれていったのです。
一度も自分から「ここに住みたい」「あの町がいい」とリクエストしたことはなかったのに・・・です。
東京じゃなきゃ!とかのこだわりもなく、日本全国どこでもいいです。健やかに住むことが出来る街をお願いします!と範囲を広げて検索すると、物事の成就ってしやすいかもしれませんね・・・。
どこの街も住めば都でした。その地域には人々の豊かな暮らしがあり、「しあわせだなぁ」といつも空を見ながらつぶやいている、わたしがいました・・・♪
こだわりがないというのは、幸いです。「転勤」ということから、エリアの指定が打てなかったせいでもあるのですが、そのおかげで、天の采配の美しさを何度も味わうことが出来たのだと思います。
世界にお任せできるって・・・しあわせです。そしてなにより「楽ちん」で「ありがたい」ことだなぁと。
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