先月、わたしね
とってもおもしろい
WSに参加してきたんです!
お坊さんが主催されている
「死の体験旅行」
という名前のWSなんですけど・・・
そこでね、
わたし、ほんとうに「死」を
疑似体験したのですよ・・・
そう、一度、死んだのです。
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8月の末ごろ、
NHKのシブ5時というニュースで
この一風変わったWSが
紹介されていました。
まず、
ジャンルごとに色分けされたカードに
自分にとって大切なもの・ことを
5つ書いていきます
ジャンルは4つ
・【物】
・【思い出・光景】
・【人】
・【行動・目標・夢・習慣・主義】
4ジャンル×5枚の
計20枚のカードを目の前に並べ、
要らないモノから順に
握りつぶして捨てていき
最後に何が残るのか・・・?
を知るというものらしいのです。
インタビューで
参加された男性の方が
ラスト2枚に残ったカードは
【人】のジャンルで・・・
「娘」と「妻」と
書いたカードだったこと・・・
迷ったのだけれど
最後に残したカードは意外にも
「娘」ではなく「妻」だったんです
というお話に・・・
おもしろい!
これは無意識の自分・本当の自分に
会える旅なのかもしれない・・・
と、すぐピン!ときて
申し込もうとしたのですが
テレビの反響か、もう一杯で・・・
やっと申し込みできたのは
10月16日夜の
2か月も先の開催のものでした。
アトラクションに乗りに行くように
ずっと楽しみにしていたのですが
10月は「隠れ家カフェ」で
頭がいっぱいだったこともあり
リマインドメールがくるまで
ちょっと忘れていたのです
だから、
書いているときも
「お迎えがくるって・・・?」
なんのこっちゃい、と思いながら
綴っていたんですが・・・
今から思うと、ほんとうに
お迎えが来ちゃったんだなぁ・・・と
不思議な気持ちで振り返っています。
お坊さんがいい声なので、気持ちよくstoryの中へ入って行けます
ワークショップの最初、
お坊さんから
このWSのルーツはおそらく
30年ほど前、
欧米のホスピスに従事する
医療関係者向けのプログラムで、
もともとは
死に直面した患者さんに寄り添うために
開発されたものだったのでは・・・
という説明がありました。
そして、4つのジャンルごとに5つ
計20枚の「たいせつなこと・もの」
をわたしも書き出していきます
そして、
お坊さんのいい声で
誘導されるのですが・・・
4月の桜の時期に
自分の体調の変化を感じながらも
そのまま放置して・・・
5月に倒れて病院に担ぎ込まれ
精密検査をうけたところ、
医者から死の宣告を受ける・・・
というStoryの中に
ゆっくり入って行くのです
わたしはこういう誘導瞑想では
ずっぽり入ってしまう特異体質なので、
医者から宣告されるシーンの時、
ほんとうに目の前が
真っ暗になってしまい・・・
何もやる気が起きなくなって・・・
あぁ、わたしってこういうことに
脆い人間だったんだなぁって
あと、痛みのある世界には
一日たりとも生きていられない
痛みにもとても弱い人間だったと
いうことに、はじめて気づいたり
先の未来があるのなら
どんな治療にも、産みの苦しみにも
耐えようとは思うけれど
どんなに頑張っても治らないのなら、
数分の痛みでさえも耐えられない・・・
早く楽にしてくれ!と
容易に叫ぶ奴なのだということも
知りました。
わたしの(ほんとうの)
余命宣告の際は、
慎重にせにゃならん、ってね・・・
誘導瞑想の中で
季節が進むにしたがって
ベットから起き上がれなくなり
できないことが多くなり
わたしはひとつひとつ
自分の中にある大切なものを
手放していくことになります
最初に捨てたのは
【物】のジャンルの中の一枚で
「コンタクトレンズ」でした・・・笑
眼鏡でいいやんって
思いましたね・・・
今の時間を大切に使うために
余計な装着時間も省きたい・・・
(そもそも、
なぜこれを書いたのだろう?
そんなに大切だったかな・・・?)
次に【思い出】が
要らなくなりました
思い出なんてとっておいても
なんの糧にも慰めにもならない・・・
そして次に捨てたのは【夢】
もうどうやったって
生きれないわたしが夢をもったって
それをやる体力も時間もないのだから
そこには到達できない・・・
そして、どんどん捨てていく中で
最後、手元に残った2枚は・・・
「娘」と書かれた【人】のカードと
「自分の中にある想いを
語ったり、綴ったり
外に出す・表現する」
と書かれた【行動】のカードでした。
そして、
そこからさらに
一枚に絞ることになるのですが・・・
そこで捨てたのは
自分でも驚いたことに・・・
「娘」のカードの方だったのです。
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