最後の最後に残った
わたしの大切なものとは
「自分の中にある想いを
語ったり、綴ったり
外に出す・表現する」
という、
【行動】に関するものでした。
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WSの終盤・・・
わたしは猛烈に後悔していました。
なんで、
日々、心に浮かんだことを
そのまま言葉に
してこなかったんだろう
なんで、
おにぎりでもいい
握ってやんなかったんだろう
あぁ、大したことじゃなくて
よかったんだ・・・
すごい料理を作る必要もなく
大作を綴る必要もなく
日々、上がってきた想いや行いを
どうしてそのまま
外に出してこなかったんだろうって・・・
こんなにも
わたしの中にあるのに・・・
自分の中に
残っているものがありながら
死んでいくのは・・・
あまりに悔しい・・・!
わたしが最後に残したものは
「やりきっていない行い」だったのです
やり切っていないから
残ったのだと・・・今なら思います
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「娘」は
わたしがこの世に排出した段階で
もう外に出しています
もう、あとは彼女の人生!
わたしがしてあげられることは
すべて出し切っているからこそ
手放せたともいえます
そして、出し切っていないことが
残りました
誰のためというよりも
誰でもよく・・・
人である必要もなく・・・
この世界に、この場に
自分の中のモノを放つことができたら
それでよかったのだと・・・
ただそれだけで
よかったのにと・・・
悔し涙がぽろぽろ、ぽろぽろ
わたしの頬を
つたって落ちていきました・・・
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そんな中、最後の段階がきます
お坊さんから
「最後の息を吐いてください・・」と
言われるのです
わたしは、言われるままに
今、自分の体の中にある空気を
ていねいに
ふ~~~~~~~~~~と、
吐いていったのですが・・・
嬉しかった・・・のです
なけなしの
わたしのカラダの中に溜まっていた
一息・・・
最後にそれをこの世界に与えて
こと切れることができて・・・
まだ、与えられるものがあったことに
喜びでいっぱいになりました。
もう、息を吸うことはないのです
そして、最後に吐いて死ねるって・・・
こんなにも
しあわせなことだったのか・・・と
わたしは息を吐くために
ここに来たんだとそのときはじめて
・・・悟りました。
わたしが吐いた空気の一泡が
海面へとゆっくり上がっていきます
もう十分です・・・
わたしは安らかな気持ちで
目を閉じました
もう、その泡の行方を
見届けることはできないけれど
わたしの吐いた二酸化炭素は
やがてこの世界の大気と混ざり合い・・・
植物や
その元素を必要としている生物へ
取り込まれ、循環していく・・・
それだけで
生まれてきた価値があったのだと
わたしは
息をしているだけでこの社会と繋がり
貢献していたのだと・・・
わたしは生きているだけで
それだけでよかったのだと・・・
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お坊さんの誘導で
大きく3つの呼吸で
目を覚まします
わたしは、そのとき
まるで夢から覚めたように
「はっ」っと息を吹き返しました
まだ、生きてる・・・
まだ、時間がある!って
まず、思いましたね(笑)
表現していこう
あの後悔を繰り返さないように・・・
もう、苦い悔し涙を
流さぬように・・・
ぜんぶ、吐ききっていこうと・・・
植物にお水をあげよう
ごはんを握ろう
この世界に「おはよう」って言おう
息を吸うと
わたしのカラダの中に
空気が満ちる
この世界の空気を吸うと
わたしの中に
愛が満ちてしまうんです
その愛を出し切らなければ
わたしは 死ねない
それが、痛いほどわかったから・・・
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やさしい息を吐こう
ただそれだけでいい。
わたしの中にある空気を
やさしい気持ちで吐くことができたら
それだけで
この世界に一泡のやさしさが混じる・・・
わたしは、きっと
それだけでいいんだ・・・
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人によって
最後に残るモノは違うのだと思います
WS最後のシェア会で
最後に残ったカードは
「奥さん」や「だんなさん」
「忘れられない彼」
「息子と娘で迷いました」など
【人】が多かった印象です
わたしもてっきり【人】
が残るものだと思っていましたし
物欲の塊でもあるわたしなので
あるいは「家」とか「ソファ」とか・・
【物】のジャンルのカードが
残ることも予想していたのですが・・
蓋を開けてみたら
意外なものが
最後まで残ってしまって・・・(驚)
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この歳で
一度死を体験できる経験は
すごい・・・と思います
まだ人生が残っていて
カラダが動くこの段階で
「やり残したことに気づける」
「何しにここに来たのかがわかる」
という意味は、大きいかな・・・と。
さぁ、みなさんだったら
何が残るでしょう・・・?
これは
その方がその場になってみないと
分からないものなのだと思います
ご興味ある方は
なごみ庵住職へお問い合わせください♪
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●なごみ庵HP
https://753an.blog.ss-blog.jp/
(お寺のTELにかけると、浦上住職が出られましたよ。気さくな住職さんです)
お坊さんが言ってくれました。
今日(10月16日)があなたの命日です
そして、誕生日ですよと・・・
おかげさまで、この一か月・・・
ハードルが地面1㎝のところまで
ガーンと落ちたのを感じながら
ぽくぽく・・・
力まずに
やわらかく
暮らしています
会う人、触れるものすべてに
「大好きだよ」と伝えながら・・・
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