『人の創造性は、
自分の中にある「子どもの部分」が
握っているんではないかと、
わたしは感じています。
子どもは、
遊び場さえ与えてあげれば、
自分で好きなことをどんどん研究し
伸びていきますもの。
大人は、
安心して試せる「場」を
許してあげるだけでいいんだと・・・』
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これが、2012年からはじめた
【お家カフェスタイル・チャネリング講座】の
コンセプトなんですけど
この想いに至ったのも
かわいいきっかけがあったからなんです
今日はその一つを
お話ししていきますね・・・。
チャネリングは毎日練習ですよ、半年間です!
「エクトンの7日間チャネリングトレーニングコース」を修了するとき、最後に講師のリチャードから言われたことがありました。「チャネリングは毎日練習ですよ。半年間です」。6か月間毎日練習して、やっと繋がり先との信頼関係が育つというのです。
「恋人との関係と同じです」と。付き合い始めの頃はまだお互いをわかりあえていないから、うまく意思疎通できず誤解があったり喧嘩しちゃったり。お相手は高いところにいるから、もちろん降りてきてはくれるんだけど、あなたも昇っていかなければならない。お互い歩み寄ることがたいせつで、あきらめないで毎日コミュニケーションをとり続けると半年後、信頼関係が育って阿吽の呼吸で意思疎通できるようになるって。
なるほど~と思いつつ、半年間、毎日練習かぁ・・・(うう)。練習嫌いなわたし。チャネリングの練習相手になってくれそうな友人もいないしなぁ~と口をとんがらせていたところ・・・、そうだ!家の中に「娘」(当時7歳)がいることを思い出し、娘に練習相手になって欲しいとお願いしたんです。
私:ママね、チャネリングの練習をしなくちゃならないんだけど、Nちゃん、練習相手になってくれる?
娘:うん。いいよ!
快諾いただいたので(笑)やった~!とばかりにコース中での「ペアワーク」と同じように、椅子を2つ向き合わせて座って・・・
私:じゃ、ママがチャネラー役やるから、Nちゃんはお客さん役ね。ママの準備ができたら、ご挨拶をして「ご質問をどうぞ」って言うから、そしたらNちゃん、悩んでることとか、聞きたいことを質問してくれる?質問は2つね。
って、このゲームのルールをシンプルに説明しました。
娘:わかった。
私:それでははじめます。はぁ~(息をついて)・・・(前頭葉のところに何が浮かんでくるかに集中すると)なんか木星がみえてきました。じゃあ、今日は木星に繋がりますね。それでは、こんにちは~・・・準備ができましたので「ご質問をどうぞ」。
娘:えっと・・・牛はどうして、白と黒なんですか?
えええ??・・・牛がなぜ白と黒なのとな!あまりに明後日の方向からくる質問だったので(一瞬)ひるみましたが、チャネリングで応えるのがこの練習なので・・・「ちょ、ちょっとお待ちください」と、動揺しながらももう一度息を深く吐いて頭の中に何が浮かんでくるかに集中したんです。
そうしたら、なんか見えてくるものがあって・・・とにかく夢中でその見えてきたものを描写したんです。ほんとうにそうなのかは全くわからなかったけど(いや、誰もわからないことだと思うのですけど・笑)。そうしたらね・・・
娘:ありがとうございました。
って、なんか納得しているんです。へ?・・・これでいいのかいな?と思いつつ、「ではもう一つ、ご質問をどうぞ」って、2問目にいったら・・・
娘:なんで、携帯電話は 声が聞こえるんですか?
っと、きた !・・・な~るほど。彼女はきっと「もしもし相談室」的な感じで質問しているんだなぁって思ったら、もうおかしくって(笑)
でも、携帯電話の仕組みなんて分かる人にはわかるんだろうけど、わたしにはさっぱりな分野。しかし、ここはあくまでチャネリングの練習ですからね、「ちょっとお待ちください」ともう一度気持ちを立て直して、どんなイメージが浮かんでくるかに集中しました。ちゃんと説明になっているかはわからなかったし、適当なこと言っちゃってたらどうしようとは思ったけれど、とにかく夢中で頭の中に浮かんできた像をそのままお話ししたんです。そうしたら・・・
娘:そうですか。ありがとうございました!
と、にっこり。ここでもどこか満足そうなんです。またしても、え~、これでいいのかなぁって、思っていると・・・
娘:じゃ、今度はうちの番ね!
って。姿勢を正して座りなおしているんです!え、あなたやるの?って(笑)
当たり前のようにスイッチしたんですよね、これにはびっくりしました。きっと「今度はママがお客さんね」というノリだったのでしょう。そして、何の躊躇もなくわたしと同じように目をつむって・・・
娘:はぁ~(←わたしのマネをして息を吐いている)・・・「ピンクのうちゅうさん」に繋がりました。こんにちは~。それでは、ご質問をどうぞ。
って、早い、早いよ!!! もうつながったの?てか、繋がれるかどうかとか「考える」ってことはないのねぇ~と衝撃を受けながらも、それにしても「ピンクのうちゅうさん」って何?かわいすぎるんですけど~、思わず質問の前に興味本位で聞いてみると・・・
娘:「ピンクのうちゅうさん」っていうのはね、ピンク色のソーダみたいなシュワシュワした世界なの。
って、いうではありませんか!
わぁ~すごい!わたしからは絶対湧いてこない世界!もう最初から母を超えている!・・・と感激しながら「では、ピンクのうちゅうさんに質問です」と、質問してみた。たしか、洋服のことだったと思います。「このイベントには、何を着ていけばいいですか?」なんて感じ。そうしたら・・・
娘:のりこさんのクローゼットの中に、こういうお洋服がありますけど、このお洋服がいいです。
って、的確に答えてくれるんです(すごい!)。なんかはじめてなのに、わたしよりも断然センスある~!てか、やっぱり ”子どもって、生まれながらのナチュラル・チャネラー” なんだなぁって。(そうなんです。子どもってみんな、天才なんです!)
あぁ、ペアワークって、これでいいんだなぁって実感しました。すぐ大人同士だと、高尚なワークのような気になってしまうけれど・・・。構えてするものでもないし、直感で応えるって、彼女のように頭使わないで(考えないで)ポンポンと応えていくことなんだなぁと。そして、これでいい・・・。
以来、彼女がわたしのチャネリングの先生なんです。ペアワークのことを「チャネリングごっこ」と言うようになったのも、彼女との役柄のスイッチがまるで「ごっこ遊び」のようだったからなんですね。
7歳の娘が、わたしのチャネリングの先生でした。
この最初の娘との「チャネリングごっこ」で、わたしは「セッションの在り方」を学んだんだと思っています。チャネリングというだけではない、「人間関係での基本・たいせつなこと」。
①人の悩みや質問に優劣や大小はない。
②どんな質問にも真摯に向き合えばOK。
③正しいとか間違ってるとかは関係ない。
④その時の自分のベストを尽くす。
まずね・・・人が聞きたいことって、人それぞれなんだなぁと思い込みがはずれました。たとえば、彼女も小学校一年生になったことだし、お友達のこととか聞いてくるかな?って想定してたんですけど、・・・まったく別方向からの質問でしたよね。
どんな質問が飛んでくるかはわからんのです(それはこれからのセッションでも同じでね)。そして、くだらない質問なんてものはこの世にはなくって。どんな質問もその人にとっては今、いちばん聞いてみたいことで「たいせつな問い」なんですね。
人間関係であろうと、お金のことだろうと、理科の質問であろうと、相談される側としては「そんなこと聞きたいの?」って思うかもしれない。でも、質問に優劣はないし、大きい小さいもないんだろうなぁって。
どんな質問に対しても、真摯に真正面から受けとめて、そしてその時の自分の全力で応える。・・・きっとこれが「セッションの基本」なんだろうと思います。合っていようが間違っていようが関係なく、目の前の人が真摯に向き合ってくれる。このことこそが一番のギフトなんだと。
これまで、聞いても取り合ってもらえず、「今度ね」とか「わかんないな」で済まされちゃうことが多かったわたしとの対話の中で、ママが真正面からひざを突き合わせて、自分の質問に応えてくれている。彼女にとってはそれこそが重要で、たいせつなことだったのだと思うのです。
だから間違っているとか合ってるとか関係ないのです。自分からの質問に一生懸命ママが応えようとしてくれていること自体、いちばん嬉しかったんだと思います・・・(涙)
そして、ママが質問してきたことに対して「思い浮かんだこと」を応えるだけで・・・こんなにママが喜んでくれる。ママが感心して、自分のことを「すごい!」と言って、頼りにしてくれる・・・!
子どもにとって、自分の言うことを興味を持って最後まで聞いてくれる人の存在が、一人でもいる世界というのは・・・どんなに安心感のある世界でしょう。(これは、大人になったわたしたちにとってもそうですよね)
以来、「チャネリングごっこ」は、ふたりのお気に入りの遊びになりました。お互いの話に耳を傾けあえる、最高にたのしい時間になったのです。
味を占めたわたしは、しょっちゅう彼女に「チャネリングしてもらえる?」って、彼女の直感を使わせてもらいましたね・・・笑。そうこうしているうちに気が付いたら6か月。まさにリチャードが言っていた通り、半年たった頃には・・・念願だった ”ことば” で、娘と「やさしいコミュニケーション」がとれる母になっていたのです。
「賢者」にも「マリア」にもなれなかったし、「宇宙人」とも繋がれなかったけれど・・・いちばんなりたい自分にはなれていたんだと思います。それは、自分の中の「子どもの部分(潜在意識)」と「大人の部分(顕在意識)」との対話ができたということで、この2つの部分が手を取り合うためには、6か月は必要な期間だったのだろうと・・・わたしは理解しています。
ちなみに、わたしがチャネリングをはじめた動機に触れた記事がこちらです。よかったら合わせてお読みください♪
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「気づく」とは、それ以降の人生が確実に変わることを意味します。
彼女との「チャネリングごっこ」から気づいたことは、数知れません。
「気づき」とはすごいもので、一度「気づき」が起こると、もう気づく前の自分には戻ることはできないのが特徴です。だから一度気づくと、その気づきは「一生もの」。人生が変わってしまう。
ここでの気づきは、わたしの人生を大きく変えていきました。人と向き合うことの楽しさや、面白さ、そして大切さを、彼女から教えてもらったのです。
以来、わたしは人とチャネリングするとき、彼女とはじめて向き合った・・「この時」のような気持ちで向き合っています。「真摯に、今の自分のベストで応える」・・・きっと、これでいいのです♪
彼女からチャネリングしてもらっている様子の記事がいくつかありましたので、お時間がある方はどうぞ。もう、彼女の方がわたしの先生だってことが、よくわかると思います・笑
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→チャネリング連載②へ
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